経歴

重要無形文化財総合指定保持者
能楽師 囃子方大倉流大鼓

大倉流小鼓十三世祖父・故大倉長右衛門、大倉流小鼓十五世父・故大倉長十郎より小鼓の稽古を受け九歳で能舞台 独鼓『難波』初舞台。その後、大倉流大鼓長老、故吉田太一郎師より大鼓の稽古を受け十七歳で舞囃子『小袖曽我』大鼓に転向する。葛野流大鼓 故瀬尾乃武師(人間国宝)に師事。伝統的な能舞台での活動と1979年より継続する能楽普及活動の一環として鼓や能楽囃子を中心とする体験授業を各教育機関に於いて展開。また大鼓独奏及び 大鼓連調様式を編み出し、各国の式典、大会のオープニングセレモニーで大鼓独奏および連調を披露する。 大鼓連調に於いては第六十二回伊勢神宮式年遷宮記念式典にて大鼓 三十六連調、鶴見總持寺、東日本大震災一周忌法要では大鼓百三十六連調を披露した。

【能楽大倉家の系譜】

「幕末以降の大倉家」
能楽大倉流囃子方大鼓・小鼓宗家

錦絵「青山仮皇居御能ノ図」明治初頭、青山御所における天覧能、曽祖父の宣悦が出勤